意外な副業「顧問」という働き方を知っていますか?

テレビなどでも取り上げられるなど注目を集めている副業。本業以外にも収入源が欲しい方などから人気となっています。一方で、「副業には興味があるけど、これまで仕事しかしてこなかった…」と悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな方におすすめしたい副業が「顧問」です。この記事では意外な副業「顧問」について解説していきます!

テレワークをしながら副業でさらに稼げる時代が到来!

これまでは、副業を行いたくても企業が副業を禁止している場合や、毎日会社に出社しなければならないため物理的に副業が行えない場合がほとんどでした。しかし、2020年頃からテレワーク(在宅勤務)が急速に広まりさらに収入アップを目指せる時代が到来しています。

毎日会社に出勤し、定時になったら電車に揺られて帰宅する。そんな日々が当たり前でしたが自宅で仕事をすることで、通勤に使っていた時間を活用して副業を行うことができるようになりました。これにより、収入アップはもちろん、スキルアップなど生活に良い影響を与えています。これまで副業を禁止としていた企業や金融機関も副業を解禁しており、私たちの働き方には大きな変化が訪れているのです。

これまでよりも身近な存在となった副業ですが、世の中には私たちがまだ知らない副業が存在することをご存知でしょうか。

意外と知られていない副業「顧問」としての働き方

副業としてじわじわ人気となりつつある職業が「顧問」です。顧問と聞くと、副業として仕事が成立するのか不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、心配はご無用です。ここからは副業として行う顧問について解説していきます。

そもそも顧問とは?

  • 内部顧問
  • 外部顧問
  • 常勤顧問
  • 非常勤顧問
  • 特別顧問

上記の項目を見てわかるように、「顧問」と一言で言ってもその種類はさまざまです。しかし共通して言えることは、業務内容です。顧問は専門知識や経験に基づいて会社の経営陣などにアドバイスを行うことを仕事としています。

内部顧問や外部顧問がどのような位置付けであるのか詳細を知りたい場合は、こちらの記事をご覧ください。

企業における顧問ってどんな人?

顧問って誰にでもできるものなの?

顧問がどのような業務を行っているのかイメージが掴めてきたと思いますが、顧問として働いている人にはどのような人が多いのか一例をご紹介します。

【顧問の経験職種】

  • 役員クラス 40%
  • 事業部長クラス 25%
  • 工場長クラス 25%
  • 課長クラス 10%

顧問=役員のイメージが根強いですが、課長クラスの経験がある方であれば顧問として十分に働くことが可能です。

【顧問の専門分野】

  • 電子、電気、機械、輸送機器 30%
  • 素材、食品、その他 15%
  • 卸売、小売、運送、倉庫 15%

上記の分野以外にも、コンサルティングや金融、IT系や建築、広告業などかなり幅広い分野で顧問として活躍できるチャンスがあるようです。

顧問人口はどれくらい?

顧問派遣サービスを見てみると15,000名以上の登録者、6,000名、8,000名の登録などの記載があり、多くの方が顧問として登録を行っていることが分かります。

出社日数や勤務地、希望収入などに沿った企業で柔軟に働くことができるため、これだけ多くの人が顧問としての登録を行っていると言えます。

「これまで小さな企業でしか経験がない」「かなりコアな仕事内容を専門でやってきた」という方でも、顧問として働くことが可能です。

あなたの経験豊富な技術とスキルを顧問として活用してみませんか?

ここまで副業として行う顧問について解説しましたが、皆さんも興味が湧いてきたのではないでしょうか。それでは実際に顧問となるためにはどのような手順を踏んでいかなければいけないのかを見てみましょう。

顧問になるためのステップ

実際に顧問として活躍している方の経歴を見てみましょう。

  • 大学卒業後人材サービス業界の大手企業に入社
  • プロジェクトマネージャーとしてシステム運用の最適化プロジェクトや販売管理システムアプリケーション開発プロジェクトに従事
  • 社内部門の組織マネジメントや人材育成企画に関わり研修講師を務める

この方は、これまでの経験を活かして顧問としてプロジェクトの全体をマネジメントする業務を行っているそうです。

顧問として活躍するためにまずは職務経歴書の作成を

顧問として活躍するための第一歩としてまずは職務経歴書を作成しましょう。一般的な職務経歴書として作成するのではなく、顧問として専門領域が何か、これまでの経験や担当したプロジェクトの内容、成果などをアピールするようにします。

具体的には下記のような事項を積極的に記載すると良いでしょう。

  • 過去経験したプロジェクトの規模感
  • 自身が保有している資格(スキル)

顧問バンク検索・登録

顧問になるために必要なのが顧問派遣サービスへの登録です。本業として行う場合でも副業として行う場合でも顧問として仕事を行う上で必要不可欠なサービスです。サービスに登録すると、お互いマッチングしてもらうことになります。

顧問登録について詳細を知りたい方はこちらをご覧ください。

顧問登録ってどうやるの?会社員時代のスキルを活かして働く

顧問の気になるリアルな声や収入

副業と言えども働く上で気になるのが報酬や実際に働いている方の声ではないでしょうか。次は、現役顧問の声と年収についてまとめています。

現役顧問の声

52歳:顧問業として独立

販路開拓に悩んでいる広告代理店様の顧問を務めさせていただきました。持っている商材が魅力的だったので、自分の接点のある販売代理店を3社紹介させていただき、うち2社と販売代理店契約を結ぶことができました。

マージンの高い、売りやすい商材を紹介できたので販売代理店からも感謝の言葉をいただきました。「人」と「人」をつなげることで、社会に貢献できたことが何よりうれしいです。  引用:顧問バンク

45歳:元ベンチャー企業幹部、複数の会社と顧問契約中

私自身ベンチャー企業の立ち上げを経験し、自分の経験やノウハウを活かしたいと「顧問バンク」にプロフィールを掲載したところ、新規事業への進出に課題を抱える経営者さまからお声掛けいただきました。経営課題は「本業のコールセンター事業が順調なうちに新しい事業の柱をつくりたい」とのこと。

直接経営者さまとコミュニケーションがとれたことで社内の事情「保守的な社内の壁をとり崩す、推進力不足」を事前に把握でき、そこで社長のパートナーの立ち位置と権限を条件に、ご支援をさせていただくことになりました。新たな組織と市場ですが、自分も勉強しつつ刺激的な体験ができています。  引用:顧問バンク

68歳:定年後、生涯現役を目指す

販売会社の採用、人事制度の構築支援のお仕事をいただきました。

顧問バンクに登録したところ、会社の急成長に、採用や人事教育、評価制度が追い付けない課題を抱えている販売会社の公募案件を発見。まさに「総務人事畑で40年つとめ、会社の成長とともに組織を作り上げてきた自身の経験が活かせるのではないか?」と思い応募しました。

私は転職経験がなく、1社しか勤めたことがなかったので、スタッフに活用方法を教えていただき「顧問バンク」のシステムを使って自分で働きたい仕事と会社が選べることが新鮮でした。新しい人との出会いもあり、現役で仕事ができることに喜びを感じています。  引用:顧問バンク

顧問の年収

先ほど顧問にはさまざまな種類があると解説しましたが、さまざまな種類があるように年収にも幅があります。

仮に常勤顧問である場合は役員と同じ程度の高い報酬を受け取ることができます。年間契約の形を取る場合が多く、出社は月に1回から4回程度。企業によって金額は異なりますが、年収1,000万円以上が一般的です。

一方副業として顧問を行う場合は、顧問派遣会社との業務委託契約、もしくは企業と直接契約を行うこととなります。月に2回ほど出社した場合、1社あたり1ヶ月10〜50万円が平均的な相場となっています。直接契約の場合は、1ヶ月20〜50万円ほどです。

しかし、顧問が受け取った報酬は派遣会社と分配したものとなるので注意が必要です。比率について詳細はこちらに示しておりますので、気になる方はご覧ください。

気になる顧問の年収、どれくらいもらえるの?

まとめ

今回は、意外な副業として顧問をご紹介しました。テレワークで働くことが主流になりつつある今だからこそ顧問という働き方も可能なのです。顧問であればこれまで仕事一筋だった方でも十分に活躍することができます。副業を行うことで収入アップにも繋がります。

これまで仕事で培ったスキルと経験を活かして顧問としてあなたも活躍してみませんか?