顧問活動を軌道に乗せたい!顧問サービス会社から案件相談が次々にくる方法

顧問活動をスタートさせたものの、顧問紹介会社から案件依頼がこなくて困っているのではないでしょうか?

中には、実績がないと顧問派遣会社の営業から見放されているのではないかだったり、そんなにすんなりいくものなのか」だったりと、不安や疑念を感じていることでしょう。

顧問の案件を獲得するために大事なことは、自身のキャリアの棚卸しが重要です。

そこで今回は、実務型顧問として10社と契約をしている筆者が自身の体験談をもとに、案件の相談がくるようになるまでの流れについてご紹介します。

案件を正式受注して、顧問活動を軌道に乗せたいと考えている新米顧問の方は必読です!

初案件がくるまではやっぱり不安

「実績がないと案件はこないし、受注もできない」と思っていませんか?

僕も顧問活動が軌道に乗る前は同じように思っていましたので、この記事を見てくださっている方のお気持ちはわかる気がします。

ただWEBコンサルトして長年業界で企業のコンサルを淡々とやってきたというだけで特別に秀でた実績があったわけではなかったですし、顧問活動することを決めたとき初案件がくるまでは本当に不安でした。

顧問派遣登録サービスの仕組み

顧問派遣登録サービスなどの会社に登録した後、顧問派遣会社の中でどうデータが活用されるか知っているという方は少ないのではないでしょうか。

改めて、顧問派遣に登録した後の流れを追ってみましょう。

登録顧問との面談

すでに知っているという方もいるかもしれませんが、顧問派遣サービスに登録すると、登録後ほどなく営業担当者との面談の機会ができます。

面談は、オンラインのビデオツールを使ったミーティングや電話など、営業担当者や自身の連絡手段の登録方法によってさまざまです。

データが共有される

営業担当者との面談が終了した後に、登録した情報とともに、面談を担当した営業があなたと話した内容について感じたことも含め、始めて顧問派遣サービスのデータバンク上に登録が完了するのです。

営業担当者と面談しないとデータバンクに登録されないことから、サービスへの登録の段階でデータが共有されていないという事実に驚く方もいるかもしれません。

各営業担当より案件相談がくる

企業から顧問派遣の依頼があったときに各顧問派遣サービス会社が管理するデータバンク内を検索し、条件が合った顧問登録者に対して案件相談が入ります。

顧問派遣サービスの営業担当は独自行動

顧問派遣サービスの営業担当者は、一般的に「チームでこの業界をせめるぞ」というスタンスではなく、独自行動で提案しています。

営業担当者との面談のときにきちんと自身のことを理解してもらい、派遣会社に自身の良さを広げてもらえれば、おのずと同時進行で営業担当が動いてくれるのです。

まずは顧問派遣サービスに「きちんと」登録する

「案件を獲得するには多くの実績が必要」だと思っていませんか?

確かに会社員時代の実績は必要ですが、「とりあえず」ではなく顧問派遣サービスに「きちんと」登録しているかも重要です。

とりあえず登録ではなく、原稿を作成する

顧問派遣サービスというものがあるから、とりあえず登録してみようと自己流で登録していませんか?

顧問派遣サービスに登録する際は「とりあえず登録する」のではなく、事前にしっかり職務履歴書の下書き原稿を作成することが大事です。

顧問の登録サービスにエントリーする際は履歴書と職務履歴書を準備することが一般的ですが、職務履歴書をしっかり執筆することでワンランク上の顧問としてアピールできます。

さらに、顧問派遣登録サービスの登録時に役立つだけでなく、営業担当者との面談や実際の企業面談でも役立ちますよ!

文字数は最大限活用するが、読みやすくまとめる

顧問派遣登録サイトによって、プロフィール欄に登録できる文字数は限られています。

職務履歴書で記載しておきたい以下の内容を相手目線に立ち、読みやすくわかりやすく記載しましょう。

  • 顧問として対応可能な支援
  • 得意分野
  • コンサルティングスキル
  • 職務経歴(サラリーマン時代の経験)
  • 自己PR

また、職務経歴を記載する際は以下の項目をより詳しく書くと読み手に伝わりやすくなるため、おすすめです。

  • 企業名、事業内容、企業規模
  • 役職、具体的な業務経験、具体的な実績

下書きした職務履歴書の原稿をもとに、登録サイトごとの規定文字数を最大限活用して、わかりやすくまとめましょう。

箇条書きを使ったり、話題ごとに空白を入れて改行したり、「。」ごとに改行するなど工夫することで、読み手にも親切な職務履歴書になります。

実績は具体的にわかりやすく

「専門家ほど何を言っているかわからない」という言葉があるように、案件が来ない顧問ほど実績などの記載に専門用語を使いがちです。

実績を語る上で必要な専門用語は、第三者や知見のない人が見てわかる簡単な言葉やわかりやすい表現で書くことをおすすめします。

数値で表現できる実績を持っている場合は、数値を入れることで具体性が増しますので、必ず入れましょう!

業界やtoB・toCを最初から絞り込まない

プロフィールでは、初めから顧問として案件を受けたい業界や対象企業を最初から絞り込むような言葉を書いてはいけません。

顧問派遣登録会社の営業担当者に見つけてもらいやすくするために「キーワード」をしっかり含めることが大切です。

営業担当者は所属する顧問紹介サービスのデータバンクを使い、キーワード検索で案件ごとに顧問を探しています。

たとえば、コンサルティングの経験を顧問として生かしたい場合は「コンサルティング IT 新規事業」などの言葉を散りばめると、案件を絞ることなくIT系統のコンサルティングを必要とする幅広い業界へアピール可能です。

以下の記事でも、キーワードの重要性についてより詳しくご紹介していますので、合わせてご覧ください。

【必読】顧問紹介サービス会社の担当者に聞いた!登録時のポイントとは

登録後は必要に応じて更新する

プロフィールや実績を1度登録したら終了するのではなく、必要に応じて書き直ししたり、加筆したりして更新しましょう。

更新のタイミングは、顧問活動を進めていくうちに実績が増えた場合や、自身のアピールポイントに関して方向性を変えたいと思ったときなど個人によってさまざまです。

顧問として獲得した案件実績が発生した場合は、業界・ジャンルに基づいた顧問実績を適時追加しましょう。

自身のアピールポイントを変更する場合、職務履歴書の記載事項を全体的に見直すことで、新しい領域での案件獲得チャンスが到来するかもしれません!

まとめ

顧問の案件を獲得するために、何かインパクトのあるアピールをしないといけないのかと思われがちですが、最初から必要なわけでなありません。

最初は案件が来ず不安かもしれませんが、顧問派遣登録サービスでのプロフィールはしっかり登録し、営業担当の面談を行うことで、誰でも案件は獲得できると僕は思います。

せっかく顧問派遣登録サービスに登録したものの全く案件が来ず、焦りがあるかもしれませんが、自身のできることはやり尽くして、顧問活動を軌道に乗せましょう!