フリーランスとして活動をすることは決めたものの、これまでの経歴を活用するとなるとなかなか仕事が見つからないという方も少なくないでしょう。
そういったときは、外部顧問でありながら実務に参入できる実務型顧問としての活動を始めてみませんか?
今回は、顧問という働き方と企業にどういった面で役立つのかなどの顧問にまつわるあらゆる情報をまとめています。
これからどういった働き方が良いのか悩んでいる方や、顧問という働き方が気になっている方は必見ですよ!
【実務型顧問とは】会社でのポジション
実務型顧問とは、従来の顧問のようにただ企業の特別ポジションにいる顧問ではなく、企業が抱える課題に対して実務的に解決できる顧問のことを指します。
企業と派遣会社を通した契約や、直契約などあらゆる契約方法がありますが、働き方によっては、月に数回の出勤で会社員時代以上の収入を得られる可能性があるのです。
だからこそ、夢もありつつ、これまでの経歴も活かして働けるので、新しい働き方といえるでしょう。
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【会社の課題を解決できる】実務型顧問になるメリット
安定した収入で自由に働ける方法を求めている方には特に検討してほしい職種である実務型顧問になるメリットは主に次の3つです。
月に〇回、週に〇回の働き方で自由な時間が増える
実務型顧問といっても、雇用契約ではなく業務委託契約という形での契約になるので、フルタイムでの出勤が義務付けられていません。
つまり不定期で働けるからこそ、自由に過ごせる時間が増えるのです。アーリーリタイアなどをされた方には、自分の時間をキープしつつ働きたいと考える方もいるでしょう。
フリーランス、副業も含めて特に期間が決まっておらず、あなた自身の好きなタイミングで働きたい方にはおすすめの働き方と言えませんか?
安定的に稼げる
不定期に働けるだけでなく、専門的な知識やアドバイスを必要としている職種なので、職種によっては、不定期の出勤でひと月10万円以上もらえることもあります。
つまり、こういった案件を続けて受けていくことにより、リタイア後も安定した生活を送りつつ、自由な時間をキープした状態で過ごしていけるのです。
企業のために活躍でき大きな達成感を得られる
実務型顧問という仕事に就くことは、難しいことではなくこれまであなたが培ってきた経歴を活かしながら助言をしていくこと。いうなれば、営業という職種を10年以上経験してきたのであれば、営業での助言が可能な実務型顧問として勤務ができるのです。
また顧問派遣のサービスによっては、案件が大企業のものであったりスタートアップの事業の案件であったりと、普通に会社員をしているときは考えられないような案件に携わることも可能です。
だからこそ、企業のために活躍でき、大きな達成感を得られるのです。
実務型顧問になるデメリットは顧問になるまでが大変なこと
実務型顧問になるデメリットは、顧問になるまでが大変なことです。
「顧問になる」とひと言でいうだけでは、何も出来ません。顧問になるためには資料の準備から、顧問として活動するために顧問派遣サービスの営業担当(案件を顧問に依頼する担当)がこの人なら依頼できると、確信できない限り、顧問になれないのです。
つまり最初の難関は資料製作、次の難関は資料を確認する担当に確信させることといえるでしょう。
担当に顧問として依頼が可能という信頼を得られない限りは、顧問サービスを通じた案件は発生できません。個人で案件を受けることも可能ですが、顧問の営業はこちらもまた信頼がないと、依頼にまでいかないことが多いので、難しいのです。
もし顧問になりたいのであれば、まずは顧問になるためにあなた自身の経歴を洗い出し、第三者に見せられる資料作りから始めてみましょう。
資料の作り方なんて難しい!そういう方におすすめな記事はこちらです。
【超重要!】顧問紹介サービスに登録する職務経歴書作成時のポイント
実務型顧問の必要スキル
顧問になるといっても業務的に難しいところがあるなら、できないのではないか?と考える方も少なくありませんが、もし実務型顧問であれば、誰にでもできるといわれたら、あなたはどうしますか?
実は実務型顧問になるために必要なスキルは、難しいことではなく、誰にでもできるといっても過言ではないのです。
これから実務型顧問になろうと考えている方は次の3つを、特に身に着けておきましょう。
課題を解決する明確なアドバイスができる
実務型顧問になるために必要なスキルの特に大切なスキルが、課題を解決できることと、明確なアドバイスができることです。
つまりは企業の課題解決のために、課題の中にもぐりこみ、
- 何が原因か
- どうしたら解決できるのか
- 自分が出来ることは何か
これらの判断をする必要があるのです。
原因がわからなければ、課題の課題解決のために動くことも出来ませんし、解決策がわからない場合は、助言もアドバイスもできません。いうなれば、顧問としての主軸が「明確なアドバイスができる」という部分になります。
もし今、「課題解決のためのスキルは持ち合わせていない」と不安になったら、自問自答するのは「これまでのキャリアの中で、あなた自身が関わって改善した業務があったか」を確認してみて下さい。
迅速に課題解決に取り組める
迅速に課題解決に取り組める方は、実務型顧問という職種は適職です。
顧問という職種は、案件によっては1か月など期間が決められていることもあり、短期で課題解決をすることが求められます。だからこそ時間をたくさんかけてしまうと、顧問としての信頼を得られなくなってしまう可能性もあるのです。
例えば、半年の契約で営業支援(販路開拓)での実務型顧問としての案件を受けたとしましょう。
販路開拓で求められるのは、内容にもよりますが、まずは決裁権のある企業のトップなどに、アポイントをとったり、実際に契約をとる必要がありますが、これらが半年間でできなかったら、顧問として信頼できる働きができたといえますか?
もし販路の開拓が難しければ、そもそもの販売戦略が間違っている可能性があるなど、あらゆる可能性を追及しなくてはなりませんが、結果が出なかった場合は企業はトラブルを変わらず抱えているままなのです。
迅速な課題解決は、契約期間の中であらゆる可能性を考えつつも、課題へ向き合いトラブルを解決していくことが求められているともいえるでしょう。
専門的なノウハウをもったブレーン的な存在
専門的なノウハウや、特定のジャンルに沿った経歴、キャリアをもっている方は、実務型顧問として大きく能力を開花させることが出来ます。
実務型顧問はいわば課題解決のために課題解決が難しい企業のヒーロー、もしくは課題解決のために脳をフル回転させるブレーンのような存在です。だからこそ、信頼でき不定期な勤務でも安定的な収入を得られるのです。
ノウハウを持っていたり、企業の役に立てると思うなら実務型顧問はまずおすすめですよ。
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【培ったキャリアで企業のブレーンに!】顧問の種類と働き方を徹底解説
課題を抱えた会社へ派遣される顧問のよくある質問
実際に顧問として活動している方が、派遣サービスへどんな質問をしているのかをここからは紹介します。
どうしたら顧問になれるのか
既述にもあるように顧問になるための準備はこれまでの経歴を、資料にして担当に提出および度々登録情報の更新をするなどして、顧問になるために信頼を得る必要があります。
また、顧問としての活動は初めてでも、事前にカウンセリングを通して、可能なジャンルを明らかにしていくので実際の業務も安心して働けますよ!
主な業務内容
主な業務内容は業務ジャンルによって変わりますが、企業の抱えている課題を通して企業に必要なノウハウや知見を企業へアドバイスや助言と、大きくひとつの業務に対しての成果を求められます。
専門的なノウハウというよりは、これまで培ってきたキャリアを活用して働く形になるでしょう。
顧問となった場合の報酬相場
相場もまた、業種ごとに異なりますが年間500万円になるケースもあるので、一概に〇円とはいえません。
大まかな相場は次の表を参考にしてください。
営業顧問 | 月額固定型報酬 成果報酬型 売上成果報酬型 | 月10万円から 数万円から 売上の10から15% |
経営戦略顧問 | 月20万円から月50万円 | |
バックオフィス顧問 ※人材系 | 小規模企業 数百人規模 | 月数万円程度 月10万円以上 |
こうしてみるとかなりバラバラなことがわかりますよね。
営業系の顧問だけでも、報酬タイプが変わってくるので、契約の段階でしっかり確認しておくと良いでしょう。
まとめ
これまでのキャリアを活かして会社の解決に尽力できる顧問は、やり甲斐を感じて仕事ができます。それだけでなく、不定期に働きながらも安定した給料を得られるというあらゆるメリットを兼ね備えた働き方なのです。
いわゆる会社のブレーンになり、中から企業の成長を促していくことのできるということですね。
業務や、顧問という職種の特徴だけを解説すると顧問になるのが難しそうと感じる方は少なくありません。しかし必要なスキルは「課題を解決するために助言やアドバイスができること」など、企業の課題に向き合い、助言だけでなく尽力できることです。
つまり、これらのスキルがあれば顧問にはなれます。これまでの経歴を活かして自由な時間をキープしながら働きたいなら、実務型顧問になってみませんか?