定年後は、どのように働こうかとお悩みではないでしょうか。継続して今までの仕事をするという方法もありますし、全く新しい仕事をするという選択肢もあります。この記事では、定年後の再就職にはどのような選択肢があるのか、仕事の探し方、仕事を探す上での注意点などをご紹介します。
ぜひ、定年後の仕事探しの参考にしてみてください。
定年後の就業先は主に「再雇用」と「再就職」
定年後の就業先は、主に今まで働いていた会社に再雇用してもらうか、再就職をするかの2つの選択肢があります。この2つの選択肢の違いについて見ていきましょう。
再雇用とは
再雇用は、定年前に働いていた会社で引き続き働くことです。
再雇用で働く場合は、職場自体は変わりませんが、役職などは降格することがほとんどというデメリットがあります。しかし、その代わり慣れた職場で引き続き働くことができ、人間関係なども再構築する必要がないことが魅力といえます。また、会社の独自の制度や仕組みなどもわかっているため、スムーズに働ける点が魅力となっています。
再就職とは
再就職とは、新たな職場で働くことです。
再雇用の場合とは違い、以前とは全く違う職種に就くことも可能な働き方です。自分の意思でやってみたい仕事を選ぶことが可能な点がメリットです。しかし、仕事を探すのに手間が掛かってしまったり、ブランクが空いてしまったりという点がデメリットです。
また、正確には再就職ではありませんが、自分で起業したりフリーランスとして新たな場所で働いたりという方法もあります。
定年後の仕事の探し方
定年後の仕事の探し方は、さまざまです。身近な場所で探す方法もありますが、近年ではインターネットを活用する方法も広がっています。この記事では、特におすすめの仕事を探す方法として、以下の3つをご紹介します。
- 転職エージェントなどのサービスを利用する
- 自分の人脈を活用する
- 転職サイトなどインターネットを活用して探す
それぞれの方法を詳しく見ていきましょう。
転職エージェントなどのサービスを利用する
転職エージェントは、転職を斡旋してくれる民間のサービスです。フルタイムの仕事はもちろん、委託や専門職をメインとしたサービスもあります。シニア向けの仕事を専門とした会社もありますので、そういったところに登録してみるのもおすすめです。
転職エージェントでは、転職のプロであるキャリアコンサルタントなどがヒアリングや仕事の紹介をしてくれるところが魅力といえます。自分では探せないような仕事を紹介してくれることもあります。
自分の人脈を活用する
自分の知り合いなどから紹介してもらうなど自分の人脈を活用してみるのも方法の一つです。知り合いからの紹介の場合は、安心して転職ができるというメリットがあります。手間もさほど掛からない方法ですので、知り合いに仕事を探している旨を話してみてはいかがでしょうか。
転職サイトなどインターネットを活用して探す
転職サイトを使えば手軽に自宅で仕事を探すことが可能です。
インターネットで応募が完了する求人サイトのほか、クラウドソーシングのようにフリーランスでの仕事を探せるサービスもあります。多種多様なサイトがあり、登録の必要がないものもあるほか、自宅で応募まで完結できるサイトもあるのが魅力です。
定年後の仕事を探す上で注意したい点
定年後の仕事を探す際は、注意したい点がいくつかあります。この記事では下記の2点を取り上げます。
- 定年前の仕事の経験を活かせる仕事を選ぶ
- やってみたい・興味がある仕事を選ぶ
この2つについて解説していきます。
定年前の仕事の経験を活かせる仕事を選ぶ
定年後の仕事を探す際は、定年前に積み重ねたスキルを活かすことができる仕事だと、スムーズに働けるのでおすすめです。仕事自体がしやすいというメリットもありますが、採用されやすいという点でも魅力的といえます。
どういった仕事をするべきか悩んでいる場合は、過去の経験を活かせる仕事を探してみてはいかがでしょうか。
やってみたい・興味がある仕事を選ぶ
以前とは違うやってみたい仕事があればそういったものについてみるのもおすすめです。この際は、以前の仕事と少しでも接点があるとスムーズに仕事ができます。例えば、前職と仕事の内容が違っても同じ業界に転職するなどもよいでしょう。
定年後のおすすめの働き方
定年後に働く際は、仕事の種類はもちろん働く形態もさまざまあります。この記事では、定年後におすすめの働き方である、正社員・実務型顧問・起業やフリーランスの3つについてご紹介します。
正社員
正社員は、フルタイムの正規雇用として働くことです。定年後の働き方としては、体力的に厳しいことがあるのがデメリットですが、仕事をする意欲が高い人におすすめといえます。バリバリ働きたいという方にぴったりです。
実務型顧問
自分の経験を生かして働きたい人におすすめの新しい働き方です。
会社に対してアドバイスなどを行う「顧問」の一種で、会社の1つの部署で専門的に仕事に対してアドバイスをしたり、実務のサポートを行ったりします。定年前の仕事の経験を活かして働くことができるのもメリットです。例えば、営業の経験がある実務型顧問であれば、自分の人脈からアポイントメントを取り付けたり、自身の経験をもとに営業の方法をアドバイスしたりします。
実務型顧問は、フルタイムではなく週に1～2日など就業時間も短いことがほとんどです。そのため、自分の時間を大切にゆっくり働くことができます。
起業やフリーランス
自分の経験を活かしつつ、新しいことに挑戦したい人におすすめなのが起業やフリーランスといった働き方です。「冒険」的な要素もある働き方ですが、近年ではクラウドソーシングなどで仕事を獲得することができ、スキルがあれば決してハードルが高いわけではありません。
まとめ
この記事では、定年後の仕事探しについてご紹介しました。定年後の働き方としては、主に定年前までしていた仕事を続ける再雇用か、まったく新しい仕事に挑戦する再就職の2つがあります。再就職をする際は、自分の人脈を活用するほか、転職エージェントや転職サイトを使う方法が一般的です。
働き方として、正社員が一般的ですが、フリーランスや起業に挑戦してみるのもよいでしょう。また、自分の経験を活かしながら、プライベートも大切にして働くことができる実務型顧問という働き方もおすすめです。
