早期退職者の後悔「退職金上乗せでも満たされない!」を避けるワザとは

早期退職者はやっぱり後悔するの?退職金上乗せでも?そうなんです。早期退職者の多くの方が「退職金上乗せでも満たされない!」と後悔しているのが現状です。今この記事を目にしてくださったあなたは、もしかしたら「早期退職」予備軍でしょうか?でも安心してください。早期退職でも後悔しない、ある『ワザ』をご紹介します。

この記事は以下の通りです。

  • 早期退職者のよくある後悔。その中身とは?
  • 「欲」による「モチベーション低下」が原因
  • 早期退職のメリット・デメリット
  • 早期退職のメリット
  • 早期退職のデメリット
  • 早期退職を決意する前に抑えておきたいポイント3つ
  • 資産
  • 家族の思い、状況
  • 自分の価値
  • 「退職金上乗せでも満たされない!」を避ける『ワザ』とは
  • 実務型顧問」とは?
  • 「実務型顧問」なら、早期退職を有利に働かせる!

早期退職が不安なあなたに、ぜひ読んでいただきたいです。

早期退職者のよくある後悔。その中身とは?

早期退職は「退職金が上乗せされる」企業が多いといわれています。実際に厚生労働省が行った「平成30年就労条件総合調査」の結果から見ていきましょう。

【退職者一人平均退職給付額】

※勤続20年以上かつ45歳以上の退職者、今回は「大学・大学院卒」のケース

 定年   1983万円

 会社都合 2156万円

 自己都合 1519万円

 早期優遇 2326万円

 ※参考:厚生労働省「平成30年就労条件総合調査」より

「早期優遇」(早期退職)と、最も少ない「自己都合」では、800万円以上もの差があり、「定年」に比べてみても凡そ400万円程度上乗せされています。これはあくまで平均であり、大手になると中には4000万や5000万円上乗せする企業もあります。

にもかかわらず、早期退職者には「後悔」が残るといいます。その「後悔」の中身とは、

①退職金だけでは一生を暮らすには足りない

②仕事環境の変化にモチベーションが下がる

というものです。

「欲」による「モチベーション低下」が原因

①の背景にはまず、人生100年時代となり長くお金がかかるということがあります。また「晩婚により、子どもの養育費が60代で必要な人が増加」ということも。「思った以上にお金が必要だった」と予測がつきにくいのが現実です。

そして一番の理由は、「目の前に突然おりてくる多額の金銭に慢心する」こと。一般的なサラリーマンであれば、退職金ほどの多額の金銭を手にする機会は少なく、どうしても金銭を目の前にすると人は「働く意欲」が低下するようです。その結果、年金受給年齢まで「あるものを削る生活」をただ繰り返す人が多いのです。

続いて②の理由は、転職・再就職の先には、ほとんどの場合希望通りの「地位」は待っておらず、「一からスタート」という状況をを飲み込めずに苦労している人が大変多いということ。また①の理由もあいまって、「仕事へのモチベーションは下がる一方」という構図が生まれていきます。

早期退職のメリット・デメリット

ここで、もう一度早期退職のメリット・デメリットについておさらいしていきましょう。

早期退職のメリット

  • 新たな人生のスタート
  • 退職金上乗せ
  • 雇用保険の基本手当受給が有利になる

雇用保険から「失業」で給付される「基本手当」は、「会社都合の離職」の場合は、受開始日が早くまた期間も長くなり有利です。(ただし、常設の早期退職制度の場合は対象外もありえるので要注意)

早期退職のデメリット

  • 年収が減る
  • 年金受給額が減り、税金が高くなる
  • 仕事のモチベーションが下がる

新しい職場になじめず辞めてしまう、起業しても軌道にのらないなどさまざまな理由で年収減が予測されます。また老齢厚生年金の加入期間が短くなるため、年金受給額が減ってしまったり、早期退職時の年齢では、高齢者よりも年金・税金負担が高いため、より苦しい状態になることも考えられます。

早期退職を決意する前に抑えておきたいポイント3つ

以上のメリット・デメリットを踏まえ、早期退職を決意する前に抑えておきたいポイント3つをご紹介します。

資産

預金額の把握、有価証券類や、他にある不動産の価値、またその有効活用方法も合わせて検討しておきましょう。さらに受給予定の早期退職金額についても正確に把握します。もちろん出費についても細かく予測を立てましょう。

家族の思い、状況

家族それぞれがどのような人生を歩もうと考えているか、そもそもこの認識が甘いと、資産の把握にも大きなズレが生じてきます。家族一人一人の思いと、今後予測される状況を正確に把握しておく必要があります。

自分の価値

早期退職者の多くが後悔をするという現実をよく認識し、次の「仕事の道」を見据えてから早期退職に臨むべきです。自分の価値はどこにあるのか、自分はどんな知見や経験をもつのか、またそれを生かす道があるのか、これらを一度すべて棚卸ししてみましょう。

「退職金上乗せでも満たされない!」を避ける『ワザ』とは

大変お待たせをいたしました!「退職金上乗せでも満たされない!」を避けたいあなたに、あるとっておきの『ワザ』をご紹介します。これはつまり、「早期退職のメリットを生かし、デメリットを解消する」方法です。

メリット「多めの退職金で心に余裕を持ち、早めに新たな人生のスタートが切れる」ことを生かし、

デメリット「年収が減る、モチベーションが下がる」ことを解消する

それは「実務型顧問として働くという生き方」です。

「実務型顧問」とは?

「実務型顧問」とは、普通のサラリーマン人生を真面目に送ってきた人なら誰でもトライすることができる職業です。自分が培ってきた経験や知見を生かし、その能力を必要とするさまざまな企業のプロジェクトメンバーとともに、企業の課題解決に臨みます。

「実務型顧問」の一般的な始め方は、人材派遣会社に登録をし、顧問紹介サービスを受け、顧問先企業を探すのを手伝ってもらいスタートします。早期退職後の職探しとしては、十分な基盤が確立されているので安心です。

「実務型顧問」なら、早期退職を有利に働かせる!

実務型顧問は個人事業主となることから、企業の掛け持ちもできます。頑張りや工夫により年収は自分次第です。そして、転職・再就職と違って自分の知見を存分に生かすため、やりがいが感じられます。

同じ働くにしても、自分の価値を最大限に生かし続け、金銭面も家族の不安も解消できる「実務型顧問」という働き方は、後悔しないどころか早期退職を有利に働かせる『ワザ』といえるでしょう。

※実務型顧問について詳しくはこちら⇒「顧問」は今なぜ企業に求められるのか?役割や報酬、立場を徹底解説

まとめ

早期退職者が後悔しない一番の方法は、とにかく元気なうちは働くことです。目の前の大金に慢心せず「金銭面で安定し続ける」ことは、心の余裕につながります。加えて「モチベーションを保ちたい」方にぜひおすすめしたいのが「実務型顧問」です。自分が長年をかけて培ってきた経験・知見を生かし、早期退職を有効活用して、一日も早く「実務型顧問」の道を歩み始めましょう。

早期退職は不利であるという時代はもう終わりです。早期退職というチャンスを生かして前向きな気持ちで人生を歩んでみませんか?応援しています!

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