企業の早期退職募集が増加中|早期退職を追い風にする方法を考える

「上場企業が早期退職募集を発表」というニュースをよく耳にするようになりました。もしかしたらあなたも今、「早期退職」の言葉に心がざわついていませんか?今まさにその対象になっているかもしれませんね。でもこれはあなたに訪れたチャンスかもしれません。このチャンスをさらに追い風にする方法を考えていきます。

この記事はの内容は以下の通りです。

  • 近年益々、上場企業の早期退職募集が増加
  • 早期退職後「居場所がない」の現状
  • 早期退職はどんな人に向いているのか
  • 早期退職に向いていない私はどうしたらいい?
  • 早期退職は人生のチャンス!追い風にする方法とは?
  • 就職でも起業でもなく働くということ
  • 実務型顧問の実例からその世界をのぞいてみよう

「チャンスを生かして生きたい」そんなあなたのお役に立てたら幸いです。

近年益々、上場企業の早期退職募集が増加

東京商工リサーチの調べによると、2021年6月時点で、上場企業の早期・希望退職者の募集人数が1万225人に達したといいます。また募集人数が1万人を超えたのは2019年から3年連続。上場企業の人員削減の動向は広がり続けているといえます。

業界別に見てみると、募集が判明した上場企業が最も多かった業界は、アパレル・繊維製品業です。これは外出自粛や在宅勤務、また消費税増税の影響で販売が低迷したことが要因と考えられます。次いで多かったのは観光業。過去10年に渡り行われてこなかった早期退職制度が各社で復活しています。

参考:東京商工リサーチ 2021年 上場企業「早期・希望退職」実施状況 ~ 前年より3カ月早く、募集人数が1万人超え ~

このように、早期退職制度を実施する企業数、募集従業員数とも今後は増加の道をたどると考えられています。

早期退職後「居場所がない」の現状

そんな中「早期退職=しがらみから卒業できる!」と捉え、また退職金も上乗せされることもあり、喜んで早期退職し無職の道を選ぶ人もいます。しかし、最初は趣味のゴルフなどを楽しみ悠々自適と思っていたものの、徐々に一緒に遊ぶ人も減り、貯蓄は減る一方・・・。

また段々家にいる機会が増えてくると、今度は妻に「晩御飯だけでも大変なのに、昼ご飯は勘弁して」と嫌がられる。早期退職後、気付いたら「居場所がなかった」という人が実に多いのです。

早期退職はどんな人に向いているのか

早期退職に向いている人がいるとすれば、それはどんな人でしょうか?会社員を「社内評価」「社外評価」の2軸で4パターンに分けてみます。

  • A:社内評価「高め」、社外評価「高め」⇒逸材型
  • B:社内評価「高め」、社外評価「低め」⇒終身雇用型
  • C:社内評価「低め」、社外評価「高め」⇒流動型
  • D:社内評価「低め」、社外評価「低め」⇒行き詰まり型

あなたはどのパターンに当てはまりますか?客観的に自分を見つめましょう。

結果をいうと、A:逸材型とC:流動型の人は早期退職に向いています。A:逸材型の人はすでに頭の中に次の構想があるかもしれませんね。C:流動型の人は、社内の人間関係や、さらに優秀な他メンバーとの関係性により、社内ではたまたま評価が低いだけかもしれません。あまり気にすることはなく、自分に向いている次の道を見極めてぐんぐん進んでいくことをおすすめします。

早期退職に向いていない私はどうしたらいい?

ではB:終身雇用型とD:行き詰まり型の人はどうでしょうか?特にD:行き詰まり型の人の中には、社外評価自体がわからないという人もいるかもしれません。

でも「早期退職には向いていない」「自分はサラリーマンをしてきたという経験くらいしか持っていない」「定年まで働くことしか考えられない」と肩を落とす必要はありません。そんなBやDの人も、早期退職を「追い風」にする方法があるからです。次の章でその方法を具体的にご紹介しましょう。

早期退職は人生のチャンス!追い風にするその方法とは?

「自分はサラリーマンをしてきたという経験くらいしかない」と嘆くあなた、実はその「サラリーマンの経験」が生かせる方法があります。「実務型顧問として働く」という方法です。

就職でも起業でもなく働くということ

実務型顧問は、自分の「サラリーマン」というキャリアを武器に、就職でも起業でもなく働くという方法です。

サラリーマンとして真面目に長年に渡り働いたという経験は、あなただけが持つ一次情報であり、あなただけが持つ宝です。その経験を存分に生かして、企業のプロジェクトメンバーとともに現場にたち、企業の課題解決に臨みます。

自分は早期退職に向いていないと感じる人が不安に思うことは、その後の「虚無感」や、「金銭面の不安」ではないでしょうか。それを解消したければ、まずはとにかく働くことです。そして「自分には何ができるんだろう?」と悩む元サラリーマンのあなただけが持つ「宝」を生かし、虚無感どころかやりがいを感じつつ金銭面の不安まで解消できる、それがチャンスを追い風にする「実務型顧問」です。

実務型顧問の世界をのぞいてみよう

では実際に実務型顧問をしている人々はどのようにチャンスを「追い風」に変えているのか?実例を見ていきましょう。

【実例】

実務型顧問元飲食業界 人事担当役員
依頼した会社飲食サービス会社
依頼の背景全国に50店舗以上ある企業で、以前は各エリア長に運営をまかせていたが、
店舗によりサービス にバラつきが出始め規模縮小も余儀なくされるケースも。
業績低下に歯止めをかけたい。
取り組みと成果実務型顧問は、まず各店舗長と面談し、現場で感じている課題や不満をヒアリングを実施。
課題を洗い出し、管理者育成プログラムを考えた。
そして二日間の管理者研修を実施し、他にも定期的に全体研修などを企画。
その結果サービスが一定となり、業績が回復。
また店舗同士で自発的に課題 共有が進み、改善スピードも早まった。

この実務型顧問は、自分が長年の間現場に立ち経験したことを参考に、課題に対してリアルに必要なことを提案しています。これは実際に現場を知っている人だからこそなせる技であり、特別に難しいスキルがあるからではありません。実務型顧問はこんな風に元サラリーマンの経験を存分に生かして活躍できる仕事です。

まとめ

近年益々、上場企業の早期退職募集が増加している現状は否めません。そして残念ながら、実際に早期退職を経験した人が、その後「居場所がない」と感じる割合が高いこともわかっています。確かに早期退職に向き不向きはありますが、どんな人も働けるうちは働くのが最善策ではないでしょうか。

元サラリーマンという経験しかない、そんな不安を抱えるあなたこそ輝ける、早期退職を追い風にするのが「実務型顧問」です。どんな人も諦める必要はありません。目の前にはまだまだ明るい道が広がっています。早期退職後の「実務型顧問の道」、検討してみませんか?おすすめです。