【必読】顧問紹介サービス会社の担当者に聞いた!登録時のポイントとは

顧問として登録者を派遣する際に、何を基準に選考し、派遣をしているのか気になりませんか?

今回は実際に筆者が顧問派遣会社の紹介サービスで営業担当をしている方から聞いた話をまとめています。これから登録をする方や、現在登録をしていて案件が来ないという方は特に必見です。

稼働している顧問は、登録顧問の一部のみ!

某・顧問派遣会社で約10000人いる顧問の中で、実際稼働している顧問はごくわずか。一部の顧問に案件が集中しているのが実情です。依頼されやすい、されにくい顧問が一定数いるのです。

では、なぜそれらの依頼されやすい顧問と、されにくい顧問にわけられるのでしょうか。

営業担当はどうやって案件と顧問をマッチングしてる?

顧問登録はあらゆる地域から、さまざまなタイプの顧問の登録がされてきますが、これらの多くの顧問から、企業のクライアント企業の案件に合う顧問を探すのにはコツがあります。

どんなコツがあるのでしょうか。ひとつずつ確認していきましょう。

営業は顧問のプロフィールを案件ごとにしっかり確認して選ぶわけではない

営業は顧問のプロフィールを案件ごとに正確に確認しているわけではありません。

プロフィールを丁寧に書き、メッセージ性も込めて書いている方からすると、少し意外性を感じるのではないでしょうか。

顧問ごとにランク分けしている

営業は、顧問ごとに以下のような基準で、3~5段階のランク分けをしているのです。

案件をこなしている

まずは案件をこなしている量が多い場合は、「依頼ができる」と判断しています。つまり特徴として顧問としての経験案件数が多い登録者へ案件を振ることが多いということです。

クライアントが継続契約している

または、企業から契約更新を望まれている場合にも、顧問の契約になります。

こちらは単発というよりかは、継続更新という形になるので紹介会社、クライアント、どちらかも信頼を得ている顧問といえるでしょう。

営業担当は具体的にどうやって顧問を探す?

営業担当は具体的にどうやって顧問を探すのでしょうか。方法は主に、2通りの探し方にわかれています。

  1. データベースから絞り込む
  2. キーワード検索で選ばれた顧問の中からさらに絞り込む

膨大なデータベースの中から探し出し、キーワード検索で選ばれた顧問の中で、「案件をこなしているか」「継続案件を持っているか」を基準に探しているのですが、顧問の案件をこなしたことがない方は、逆にここで最大のチャンスが到来しています。

ただ、ここまで読んでいてと思うことは、「一度も依頼をされたことがないのに、どうやって最大のチャンスを掴んだらいいんだ」ということですよね。

ここからは、新しく登録できた顧問目線で、営業担当の顧問の探し方を、もう少し詳しく確認していきましょう!

データベースから絞り込む

営業担当は、データベースからキーワードで顧問を絞り込むので、プロフィールや資料には拾ってほしいキーワードを入れておきましょう。

データベースは登録者の数だけ膨大な量の中から絞り込まなくてはならないので、場合によっては見つかりにくいこともあります。そんな時に拾ってもらえる情報になるように、キーワードを入れておくのです。

このときに入れておくと良い情報は、案件ごとにも寄りますが「依頼会社が依頼したい顧問の理想像」に該当するキーワードと言えるでしょう。

例えば・・・

  • 経験者-勤務経験があるなど、仕事の状況を理解できる人のこと
  • 経験者にしかわからないキーワードを入れてみる
  • 経験職種から得たスキルや実績

など、顧問になるといえば、必ず経験職種、キャリアであることが該当します。

そこでどんな経歴を持っているのかをキーワードとして簡単に書き込むことが出来たら、営業の目にも止まりやすく、案件の提案したい候補に残ることもありえるのです。

キーワード検索で選ばれた顧問の中からさらに絞り込む

多くの顧問資料をゆっくりじっくりは読んでいられません。内容よりも、まずは読んでもらえるかを意識して、キーワードを入れ込み、案件を如何にこなせるかを判断する必要があります。

案件が上手くこなせるかどうかは、経験職種などのキャリア、経歴、実績を詳しく書いてあるかどうかが判断のポイントとなるのです。

例えば、顧問として提案したい登録者が経験キャリアはクリアしていて、スキル的にはよさそうですが、実績としては全くの未記入。案件を依頼できるかが分かりません。

キーワード検索の中で選ばれた顧問であるのに、情報が足りないことが原因で除外されてしまうのです。もったいないことですよね。

だからこそ、経験職種などのキャリア、経歴、実績を詳しく書いておくことは、営業に提案をしてもらう候補に残るためにも必要な作業の一つなのです。登録して終わりにせず、できれば登録する前に経歴や実績をまとめておき、登録情報の中に簡潔に書いておきましょう。

顧問登録の際にやるべきポイント

顧問登録をする際に、やっておくべきポイントは、主に次の2つです。

  • プロフィールや資料には営業が見つけやすくなるようなキーワードを入れておく
  • 資料は見やすく、読みやすいものであることを心がける

登録して終わりという状況ではなく、登録した後は案件の候補に残れるように何度もプロフィールの確認と、資料の充実を図ることをおすすめします。

プロフィールや資料にはキーワードを入れておく

プロフィールや資料にはキーワードが入っていますか?

顧問登録をしてそのままの場合は、営業担当の印象にも残りません。要注意です。プロフィールや資料(ポートフォリオ)に経験分野のキーワードを入れて、必要なときは何度も書き直し(リライト)をしておくことにより、顧問として働ける確率が上がる可能性も出てきます。

コツとしては、マッチングの際にどういうキーワードで検索されるのかをイメージし、キーワードを自然な形でいれておくことです。

例えば、「営業」「新規事業」「企画」がキーワードだったとしましょう。                                   

Aの例

  • 営業として新規事業に関わる
  • 業務の中で企画にも携わる
  • 現在は多数のユーザーが利用するサイトである

Bの例

  • 営業として新規事業に関わり、業務の中で企画にも携わりました。
  • ここで出した企画は通り、現在多くのユーザーが利用しているサイトとして親しまれています(成果)

AとB、どちらがわかりやすいですか?

最初に正解をいうとAの方が見やすく、簡潔的に伝わるのでわかりやすく判断できるのです。

見る側の状況としては膨大な情報の中から見るということなので、既述にもあるように、読まれる時間も限られます。じっくり読むことは出来ませんよね。

状況によっては、Bのような50文字前後に渡る文章は読み切れないことが可能性としてあげられるため、Aの方が読みやすく、簡潔的に伝わり、判断もしやすくなります。候補にも上がりやすくなるのです。

プロフィールや資料に成果を書く場合や、経歴を書くときは、まずは箇条書きで

  • どんな仕事をして
  • どんな役割で
  • なんの成果が出たのか

この流れで書き進めてみましょう。

見やすい読みやすい資料(実績)を作成する

内容も大切ですが、パッとみて、見やすい読みやすい資料を作成することが重要です。

まずは目に留まるように配色、デザインなどにも配慮してみましょう。一度制作した後に、自分自身で読んでみたり、第三者の目線で読んでみて下さい。

あなたの実績資料は、見やすく、読みやすい資料になっていますか?

なるべく多くの専門分野やtoB、toCに登録をする

営業担当は、既述にある2つの方法で3~5段階のランク付けを行いながら検索、マッチングを行っています。

そのランクに入るために、データベースでヒットする確率を上げるためにも、対応可能分野については幅広く登録しておきましょう。

通常、顧問登録サイトにおいて登録できる分野は技術・販路開拓・営業支援など、あらゆる支援や開拓、サポート、コンサルタントが対象です。

過去に行ったことがあったり、経験分野、勤務したことがある分野などにはチェックを入れておき、まずは「営業の印象に残る」という最初の難関を突破する必要があるのです。             

toB、toCにもこだわらずに経験分野であればチェック(もしくは入力)しておくと良いでしょう。

まとめ

新規登録者は顧問としての経験はないが、経験がないから声がかからない、ではありません。営業担当も実績がある人が見つからなかった時に備えて、新規の顧問をサーチしているのです。

つまり、まずはクライアントよりも、営業担当があなたに依頼したいと思ってもらえるような資料、プロフィールを作成することが重要です。難しく考える必要はなく、第三者から見て、見やすく簡潔に伝わるかを意識してまとめてみて下さい。

今回の記事を参考にしてからしっかり登録をしつつ、初案件ゲットを目指しましょう!